こんにちは!むかいです。
今日はブリヤート共和国首長が、9月からの新年度の学校の在り方について言及した記事を翻訳しました。
ロシアやブリヤート共和国ではコロナ禍が続く中で学校はどのようになるのか、日本のやり方と比べてみるのも、何か参考になるかもしれません。
それでは以下、翻訳です。
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アレクセイ・ツィデーノフ「9月1日の新1年生のための入学イベントを開催する。」
2020年8月14日
ブリヤート共和国首長は国立放送局「ブリャーチヤ」の中継内で昨今の諸問題について回答した。アレクセイ・ツィデーノフは、新型コロナウイルスが感染拡大している情勢の中での学業課程の充実について特に尽力する。
「現在、共和国のコロナウイルスの状況は十分に安定しており、新規感染者の発生ペースも減速している。しかし、毎日新規感染者が出ていることには変わりはない。ただ、同時にその数はやはり日に日に減少傾向である。このことは9月1日からの学校の開校を可能にすることにつながり、われわれは開校に向けて準備を進めている。連邦及び地域の消費者保護福祉センターと我々は、『9月1日から学校、高等技術専門学校、専門学校、大学は従来の対面形式で教育を行うべき』という立場だ。新1年生のための入学イベントももちろん開催する。イベントは通常より短縮するが行う。生徒たちは学校にマスクなしで通うことになる。教育機関のための衛生法は生徒たちがマスクをしないことを見越し断言している。」と、ブリヤート共和国の首長は述べた。
新年度の開始までに共和国のすべての学校は、衛生面での安全性が保障されているかを確認する必須の検査を受ける必要がある。
教育機関の入り口では必須の体温測定が確保される。また、衛生法で定められた3か所(教育機関の入り口、食事をとる場所、トイレ)には、皮膚の消毒液を用いた手の衛生的処置のための環境が整備される。
料理の調理や配膳を行うスタッフや補助スタッフに対し、個々の呼吸器系を守るための装備が提供される。
ブリヤート共和国では依然として大人数でのイベントは禁止される。それぞれの学級には個人の学習スペースの仕切りが備え付けられ、子供たちはそれぞれその仕切りの中で、特別な設備が必要な例外の科目を除くすべての科目を勉強することとなる。例外となる科目は体育、美術、技術、テクノロジー、物理、化学である。生徒同士の接触を最小化する目的で構成された特別な授業や科目がすでに作られている。
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記事及び画像引用元
記事についての補足、感想など
どうやら記事によると、学校や大学は9月1日の新年度から従来の対面式のやり方で再開されるそうです。
ロシアの大学や学校では日本とは異なり1人1個の席はありません。長机か2人用の机の前にいすを並べて座ります。おそらく机の上と側部に仕切りが設けられることになるでしょう。
自身の元職場の大学でも、寮に学生が戻りつつあるそうですが、今年は入寮のための健康証明に必要な提出書類がとても増えているようです。
自身も痛感しましたが、ブリヤート共和国は首都のウラン・ウデ市を含めてインターネット環境が良くありません。ウラン・ウデ市外は尚更です。「このまま遠隔授業が続くと、多くの子どもがまともに教育を受けられなくなる」といった報道も過去にありました。従来のスタイルに戻すのは当然の流れだと思います。
日本で一部の人が主張しているように、「インターネット環境が悪い家庭はしょうがない」として無理やりインターネットを使ったオンライン教育に舵を切れば、大勢の子供や学生を見捨てることになります。そんなことが許されていいとは到底思えません。
学校や大学でクラスターが発生せず、平穏な生活が遅れることを祈るばかりです。
以上、学校についてのニュースでした!
翻訳、自信がないところもありますし、一部誤りもあるはずです。遠慮なくご指摘ください。
※ブリヤート共和国首長はアレクセイ・ツィデーノフです。
それでは!