こんにちは。むかいです。
今日は3月11日開始予定の、「3年生・会話」の教案を記事にしました。(2020年3月5日初版)
会話の授業のねらい、概要
90分×2コマ / 週
この授業はロシア語を直接日本語にすると、「留学に行かない学生の会話の授業」となります。つまり、留学の代わりに行う会話の授業ということです。
そこで、ねらいは…
・教科書から離れ、日常でどんな日本語を使うかを考え、そして習得する。
ということにしました。
対象学生
今学期留学に行かない3年生8人~10人ほど
留学経験者や休学明けの学生、留年生などレベルはバラバラ。ただ、積極的に発言をする学生が多いのがこのクラスの特徴です。
人数はコロナウイルスの影響で留学が延期になったり中止になったりする動きがあるため、今後少し増えるかもしれないです。
使用教材
- ある状況を示すイラスト数枚(PPTにて表示)
- イラストが描かれたプリント
- お題が書かれた紙(後半使用。人数分用意)
会話の授業の流れ
授業は前半と後半に分けて行う予定です。前半はイラストを使用した会話、後半はカードを使ったアクティビティを行う予定です。
《前半》
- 今日のテーマを授業で扱うイラスト1枚とともに確認。例えば初回は以下のイラストを示し「座る」がテーマだと示す。
- 先ほど提示したイラストがどんな状況であるか考える。どんな状況か、あなたは何をするか、何と言うか・・・意見を出してもらう。(教師は随時板書でメモ)
- 同様のイラストと吹き出しが書かれたプリントを配付。
- イラストの吹き出しについて、どんな言葉が入るか学生に意見を募り、教師は板書でメモ。
- 出てきた意見を整理し、フィードバック。どんな言葉を使うかの例の提示。
- ペアでイラスト下の会話を作成。セリフの順番は変更したり増やしたりしてもOK。
- 作成した会話をペアごとに発表。教師のフィードバック。
- 7.で発表した会話について全体的なフィードバック。文化的背景で行動や発言が変わる場合は補足。
- 2・4~8 を全イラスト分繰り返す。
《後半》
- 学生に今日のテーマを提示。(生き物、乗り物…など)
- 1人が前に出てきてくじを引く。(くじには、例えばテーマが生き物なら「ネコ」など生き物の名前が書いてある。)
- 席に残った学生は前に出てきた学生のくじに何が書かれていたか質問。前の学生は質問に答えたりヒントを与えたりする。(3~5分経ったところで終了。)
- 席に残った学生は、くじに何が書いてあると思うか、他の学生の物は見ないようにして紙に書いて一斉に提示。半分以上正解で次の人にバトンタッチ。正解者が半分以下の場合は3・4を繰り返す。
上記のような流れでやっていきます。後半のアクティビティは、学期途中で他の物を取り入れる予定です。
終わりに
以上、「3年生・会話」の授業教案でした。
こちらが「言葉を教える」というよりも、学生自身に「言葉を考えてもらい」、それを教師が「補足する」形をとりたいと思います。
では、また時間がある時に他の授業の教案も投稿していきますね!
それでは!!!