こんばんは。
以前、後期に担当する授業について、その時点での概案を書きました。
90%はまとまったので、授業ごとに改めて記事にしていきたいと思います。
※100%にまとまることは永遠にありません。残りの10%は授業を進める中で細かく変えていく予定です。
ここでは1年生の会話を扱います。
授業の目標・目的
口頭で自分の考え、思ったことを日本語で伝えることになれる。日本語で話せる語彙を増やす。
対象・時間
1年生16人(現状) 週90分×2コマ
大まかな内容
授業方法は完全に自分の裁量。
いろいろ悩み考えた結果、韓国の渡辺先生が考案された「ガイデッド・インタビュー」の方法をアレンジ。渡辺先生のガイデッド・インタビューについては、下記リンクをご覧ください。http://www.nkg.or.jp/pdf/jissenhokoku/05watanabe.pdf
学生にペアを組ませ、AとBにわかれてもらう。
Aの学生の質問に対してBの学生は空欄の部分を自分で考えて発話するというもの。役割は何度も交代して練習してもらう予定。
1回の授業の流れ
1. 質問文(Aの文)を一通り全体で音読。
2. Aの文について質問の意図や解答例を確認。
Ø 学生を1人ずつ指名しAの文の意味の確認。(詰まったら周りのヘルプ→先生が解説)
Ø そのうえでBに答えてもらう。ここで学生の答えを参考にしながら解答例の導入。
3. 学生1人を指名、先生がBとなり回答。
4. 学生にペアを組ませ教材に取り組ませる。(何度も)教師はその間巡回、質問対 応。
5. ペアで作った会話を発表。教師は随時フィードバック。
6. 1~5を別のテーマで繰り返す。2テーマ用意。
7. 全体的なまとめ。
※1年生は語彙、文法がまだ少ないため、特に語彙は注意書きなどを利用し徐々に増やしていく。
という内容を考えています。2、3でAの質問の意図や意味を把握、答え方の例を把握してもらい、自分自身の考えを作るための雛形になれば…と思っています。
あくまでこちらから一方的に教えるのではなく、学生に自分自身で答えを考えてもらいたいと思っています。そうすれば、学生が話したい言葉は何なのか、どんな言葉が必要なのかわかってくると思うんです。
最後に
以上が1年生・会話の1回分の内容です。
- 学生の人数が多い。
- 学生のレベルがバラバラ
- 教師が一方的に言い方、言葉を押し付けるのは避けたい。学生自身に言葉を考えてもらいたい。
- テーマについて話し合うにはまだレベル的に早い学生がいる。
と思ったからです。自分の考えている授業に1番近い方法だと思ったので、参考にさせていただきました。
また、授業をするうちに変更が出ると思います。まずはこれで頑張ります!!