こんばんは! むかいです。
じつは10日からある問題に悩まされています。
それは、『断湯(だんとう)』。
文字通り、「お湯が出ない!」ということです。
今日はロシアでの長期生活では避けて通ることのできない『断湯』についてお話します!
どうしてロシアではお湯が出なくなるの?
まず、前提についてお話します。
ロシアの家や建物は、一般的に電気やガスのヒーターは使用していません。お湯を作る工場から送られてきた熱湯が、各建物中に張り巡らされた配管を通りヒーターに送られ、それで部屋を暖めています。
つまり、熱湯がヒーターのエネルギーなのです。
ガスでも電気でもないので火災の心配はありません。
そして、ロシアの厳しい冬の時期に、トラブルなく各家庭や建物に熱湯がいきわたるように、暖かい時期にメンテナンスを行います。
そう、そのメンテナンスの間、お湯が止められてしまうのです!
どれくらいの期間『断湯』するの?
これは地域にもよりますが、2週間くらい断湯するところが多いようです。
ちなみにウラン・ウデは以下のようになっています。
僕が住んでいるところは、1番上の大きなところなのですが、
5月10日~13日、6月1日~3日、7月22日~8月4日、9月13日~15日
に断湯します。
どこも合計2~3週間くらい断湯するようですね。
お湯が止まって何が困るの? 対策は?
じゃあ、何が困るかって? それはもちろんシャワーです!
ロシアの家庭には日本のようにガスでお湯を沸かすシステムはほとんどの家で備わっていません。
よって、シャワーが水風呂になります・・・。夏の時期ならまだいいですが、10日と11日の夜、ウラン・ウデは氷点下でしたからね…寒いよ…
ただ、部屋にボイラーがある場合、ある程度は助けてくれます!
こんな感じのです。↓
水道の配管ハンドルをボイラーに行くように切り替え、コンセントを差し込み、電源をONにして使用します。そのあとは水が温まり、下のランプが赤から緑に変わるのを待つだけです。
しかし、先述の通り、ある程度しか助けてくれません。
シャワーを2分くらい浴びたらもう、冷たい水になってましたんで…。
そして、長期留学生の場合、学生の部屋にはボイラーがないことがほとんどです・・・。その場合はあらかじめ鍋などで沸かしたお湯を少しずつ使用するなど、サバイバルの工夫をしているようですね・・・
おわりに
以上、お湯が止まってしまうロシアの『断湯』についてお伝えしました。
寒い国で寒いときにお湯が出ないのは生死にかかわります。ある程度諦めるしかないですね!
それでは!