むかいひろきのロシア・ブリヤート共和国情報局

ロシアやブリヤート共和国に関する情報を中心に発信しています。ブリヤート共和国で日本語教師として2018年8月~2020年7月まで勤務。2022年夏より同地に渡り再就職した日本語教師のサイトです。

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シベリア鉄道に少しだけ乗ってみた!(5月6日更新)

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こんばんは!

 

昨日シベリア鉄道に乗ってイルクーツクから帰ってきました!

ウラン・ウデ~イルクーツクは速い列車だと6時間40分くらい、普通の列車で7時間~8時間くらいなのですが、せっかくなので体験を切符購入から目的地到着まで時系列順にまとめます!

 

車内での過ごし方などの情報も、もちろん入れていきますね!

 

 

 

 

切符の購入

切符の購入はロシア国鉄の公式サイト、シベリア鉄道対応のチケットサイト、駅、町の旅行社で購入できます。

www.rzd.ru

ロシア国鉄の公式サイト。英語にも対応。日本からも購入できます。

 

最初はロシア国鉄の公式サイトで購入しようと思ったのですが、購入前の情報登録がうまくいかず、あきらめました。

 

そこでロシア国鉄の公式サイトで電車の空席状況を調べ、乗りたい列車を探し…

「出発地、目的地、乗車希望する列車の番号、客車、号車、座席の上下」をロシア語でメモして駅の窓口に持って行きました。

 

ここまで書いておくと、駅のスタッフは紙の情報をもとに席を探すだけなので、楽です(笑)。結果、スムーズに切符を発行してもらえました。ロシアの銀行カードで支払ったのですが、VISAカード、Mastercardにも対応していました

 

ちなみに発行されたチケットはこちら。(行きのウラン・ウデ→イルクーツクのものです。帰りの分も同じように発行されます。)

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外国人相手でもすべてロシア語です。大事なところは解説を入れました。

 

ちなみにインターネットでチケットを購入する場合は、Eチケットが購入完了後画面に表示されます。それを必ず印刷してください!以前は携帯の画面を見せるだけでも乗車できましたが、最近は印刷された媒体を見せないと乗車できないという話を聞きました。

またEチケットの画面は登録した情報からいつでもアクセスできるので、すぐに印刷できなくても大丈夫です。

 

 

乗車時

シベリア鉄道は、列車の到着直前にならないと発車番線がわかりません。駅の表示板で確認する必要があります。

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イルクーツク駅の表示板

ちなみにウラン・ウデ駅はこの表示板がなく、アナウンスを聞くか、駅員に尋ねるしかありませんでした💦 たまたま1番線でアナウンスをすぐに聞き取れたので問題はなかったですが。

 

もし発車ホームが分からないような場合は、駅員にチケットを見せながら

「От какого пути ? (アトゥ  カコーヴァ  プチー?)」と聞きましょう。数字を言ってくれるはずです。

 

 

発車番線がわかったら、ホームに向かい電車を待ちます。

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イルクーツク駅のホームで列車を待つ人々

日本の新幹線とは違い、ホームに号車数などは書いていません。車両によっても若干ずれるので、車両が来てから号車数を確認して移動しましょう。(車両番号も1から始まらないことも多いです。)

 

降りる人が降りたら乗車開始です。

ロシア人も外国人も関係なく、パスポートと切符を入り口の車掌さんに見せます。情報を確認し、OKなら乗車できます。

 

そして車両に入り自分の場所を探します。

ちなみに2等車(купе)の廊下はこんな感じ。

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廊下。右側は車窓になっている。

番号はこんな感じに表示されています。奇数が下、偶数が上です。

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自分の席が見つかったら、扉を開けて客室に入ります。「Здравствуйте!(ズドラーストヴィーチェ)」とあいさつしましょう。(帰りの電車は先客が爆睡していたので、ガン無視されましたが。)

4月に乗ったとき、帰りの車両では目的地が同じだったこともあり、同乗者の人と仲良くなれました。

 

 

乗車後

ここから先は乗車した後の流れについて説明します!自分が利用した2等車(купе)を例にしますね。

 

客車は2等車だとこんな感じ。2段ベッドが左右にあり、真ん中に机があります。

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行きの列車で空席だった隣の部屋の写真。暗くてすみません。

下の段のベッドはパカッと開けられるようになっているので、そこに大きな荷物はしまいます。また収納スペースが下のベッドの下に用意されていることも。車両によっては廊下側に荷物棚があるものもあるので、そこも活用しましょう。

 

ちなみに自分は行きの車両ではスーツケースを問題なく下に入れられましたが、帰りは入りきらず少しはみ出ました。

また、4月に出張の際に乗ったときは、下の荷物入れに大きいスーツケースが入らなかったため、廊下側の荷物棚を使いました。大きめのスーツケースを入れてもかなり余裕がありました。

 

コートなどは廊下側にハンガーと掛けるスペースがあるので、そこを利用します。

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また枕などの寝具は自分の席のベッドに置かれている場合と、上の席と荷物棚に置かれている場合がありました。分からなかったら同乗者に聞きましょう。

 

乗車して列車が発車ししばらくすると車掌が切符を集めに来ます。切符と交換でシーツをもらいます。食事付きの車両の場合は飛行機の機内食のような感じで中身の希望を尋ねられます。

 

ちなみに回収された切符は、目的地到着1時間~30分くらい前に返してもらいます。

 

ここから先は降りる1時間前くらいまでは悠々自適にお過ごしください。

車両前方の車掌さんの部屋では軽食や飲み物が売っています。(カード払い可能

また、ピロシキなどの車内販売のおじさんが回ってくることもあります。また、サモワールが各車両にあるのでお湯を入れてカップラーメンを食べることも可能です。

 

車窓からの景色と昼食を貼っておきますね。

 

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ウラン・ウデ~イルクーツク間はバイカル湖沿岸を3時間くらい通るため、とてもきれいな景色が見られます。

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昼食。また、どの客車の乗客も食堂車を利用することができます。少し高いらしいですが。利用しなかったので詳細は不明です。(ロシア人は基本的に保存食を持ち込むそうです。)

 

 

降車時

目的地到着1時間~30分前になると車掌さんがやってきます。切符を返してもらいます。

 

その後はシーツや寝具を片付けましょう。シーツは車両前方の部屋にいる車掌さんのもとに持って行きます。寝具は元の位置にしまいましょう。

また、ゴミは車両のどちらかの端っこにゴミ箱があるのでそこに捨てます。(車掌さんが回収に来る場合もあります。)

 

列車が目的地の駅に到着し停車したら、荷物をもって出口に向かいます。

 

列車を降りた後はそのままほかの乗客にくっついて駅の出口に向かいましょう。駅を出るまで車掌さんに返してもらった切符を使うことはまずありません。カバンにしまっておきましょう。(モスクワの場合は中距離列車ですが、降車時に改札を通ることがあったので、ひょっとしたら必要かも…。)

 

 

 

おわりに

1泊したわけではないので情報量としては少ないかもしれませんが、自身の経験をまとめてみました!いかがでしたか?

 

あ、書き忘れていましたがシベリア鉄道ではコンセントが客室内にあることが多いので、スマートフォンを充電できますよ!

(※古い車両だとコンパートメントによってあったりなかったりします。また、あっても電圧が弱く、全然充電できないこともあります。)

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トイレも車両前方、後方にあり、今回はいつでも利用できました!

 

 

…ということで以上です!何か質問があればコメント欄にどうぞ!わかる範囲でお答えします!

 

それでは!!!