むかいひろきのロシア・ブリヤート共和国情報局

ロシアやブリヤート共和国に関する情報を中心に発信しています。ブリヤート共和国で日本語教師として2018年8月~2020年7月まで勤務。2022年夏より同地に渡り再就職した日本語教師のサイトです。

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感染拡大の最中、学校の対面授業が再開!?【ブリヤートのニュース】

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写真:Официальный сайт органов местного самоуправления г. Улан-Удэ (ulan-ude-eg.ru)より。

ブリヤート共和国ではコロナウイルスの感染拡大が今日も続いています。2020年12月1日の段階で累計感染者数は19,425人、累計死者数は438人。12月1日朝8時時点での新規感染者数は260人となっています。(ブリヤート共和国の総人口は2020年のデータで985,937人。)

 

しかし、そのような中でブリヤート共和国ウラン・ウデ市では学校の対面授業の再開を決定。今回は11月30日付の関連ニュースを訳しました。

 

なお、学校再開決定に至るまでの事情はこちらの記事をご覧ください。

www.hiroki-ru.work

 

以下、翻訳です。

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ウラン・ウデの複数の校舎を持つ学校が、完全に対面授業に移行 

子どもたちは特別に作られた時間割で学習する。

2020年11月30日18時10分

 

ウラン・ウデでは、複数の校舎を持つ学校が対面教育に完全に切り替わる。

 

12月1日から1000人以上の児童生徒がいる学校を除き、すべての学校が対面教育に切り替わる。1000人以上が在籍する学校では30%の学生が遠隔教育を受けることになる。

 

授業シフトの選択は、学校の判断によって1週間~2週間ごとに行われる。

 

「子供たちの数が1000人以上の学校を除いて、すべての学級が完全な対面授業に移行します。しかし例外条件もあります。複数の校舎をもつ学校を除いて。つまり、1校あたりの児童生徒の数が1000人を超えている学校でも、複数の校舎があり、1つの校舎の収容人数が1000人以下の場合は、子供たちは対面で学習できるということです。この決定は連邦消費者保護センターと合意がなされています。」ウラン・ウデ市教育委員会委員長代行のリュボーフィ・ツェプコヴァは語った。

 

教育課程は、特別に作られた時間割と、接触を最小限にすることを目的とした食堂の利用スケジュールによって編成される。校舎に入る際に子どもたちと教職員は、毎日体温測定が必須の「朝のフィルター」を受ける。校舎ではすべての入り口を使用することになる。

 

学級ごとに別々の教室があてがわれ、大講堂や体育館、図書館での授業は1学級でのみ使用が可能となる。

 

「現在、市内のすべての学校に洗剤、消毒剤、皮膚消毒液、空気清浄機が供給されています。」と市長室は伝えている。

 

その他すべてのことに関して、各教育機関は衛生基準遵守のための責任者を任命している。

 

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翻訳・引用元

arigus.tv

 

ニュースを読んでの感想など

感染拡大が続くブリヤート共和国では、飲食店やショッピングセンターが閉鎖された制限措置期間が11月30日で終了しました。

学校や大学は制限措置期間以前から遠隔授業に移行していましたが、特に子供たちのための学校教育の方は限界が来ていたようです。ウラン・ウデのインターネット環境やデバイス環境は、日本とは比べ物になりませんから…。そういう点からも遠隔授業で大きな支障が出てしまうのはよく分かります。

 

結果として、ついにウラン・ウデ市は対面授業再開に舵を切りました。この政策がさらなる感染者拡大につながらないことを祈るばかりです。

そして子供たちの学びが、対面であれ遠隔であれ保障されますように・・・。