ブリヤート共和国では2020年11月9日朝の段階で累計13,367人が感染し、住民の100人に1人以上が感染した計算になりました。
そのような中、コロナウイルス感染終息のために、シャーマンたちがお寺で祈りを捧げました!
以下、翻訳です。
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ウラン・ウデでシャーマンたちがCOVID-19のパンデミック終息のためにお祈り
昨日、テンゲリーン・オルドン寺で祈祷が行われた。
2020年11月9日14時18分
ブリヤートのシャーマンたちは新型コロナウイルスのパンデミックの終息を願った。昨日11月8日にテンゲリーン・オルドン寺で祈祷が行われた。
シャーマンの宗教団体「テンゲリ」の公式グループが語ったように、「厳しく力強い七十七の鍛冶天神「ダルハン・サガーン・テンゲリ」」への崇敬なる祈祷が行われた。
「「ダルハン・ブー」はテングリ教の法典に基づき、大槌と赤くなるまで熱された金床の音の下、偉大なる鍛冶の神々に対し、感染者の快復、医療従事者、高齢者や子供たち、そしてすべてのこの星に暮らす民の保護を切にお願いした。」と「テンゲリ」の報道で語られている。
非公開の形式で予防措置やソーシャルディスタンスを守りながら宗教的行事を行ったことが特筆されていた。
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記事引用元
記事を読んでの感想など
ブリヤート共和国ではチベット仏教が盛んですが、同時に仏教流入以前のシャーマニズムも健在です。日本で神道と仏教が融合ているのと同じような感じで、両方ともブリヤートの文化の軸を担うものです。
そのシャーマンたちがコロナウイルスの感染終息を願って祈祷を行ったそう。
ちなみに「テングリ教」はチベット仏教がモンゴルやブリヤートの人々に伝わる前から、遊牧民の間で信仰され続けている宗教です。
大学で働いていた時に、何かお願いや大事なことがある時はシャーマンやお坊さんに祈祷をしてもらっている人の話をかなり聞きました。効果はあるようです。
今回も効果があり、早くこの面倒なウイルスが収束することを願うばかりです。
写真…By Аркадий Зарубин - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=22978894 より。
※シャーマンの写真というだけで、今回の祈祷時に撮られた写真ではありません。