むかいひろきのロシア・ブリヤート共和国情報局

ロシアやブリヤート共和国に関する情報を中心に発信しています。ブリヤート共和国で日本語教師として2018年8月~2020年7月まで勤務。2022年夏より同地に渡り再就職した日本語教師のサイトです。

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コロナによる厳しい制限の導入予定はない【ロシアのニュース】

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ロシアでは春の外出禁止令発令時よりも、現在さらに多くのコロナウイルス新規感染者が毎日発生しています。

 

そのような中、プーチン大統領が声明を発表。その要約ニュースを翻訳しました!

 

以下、翻訳です。

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ロシアはCovid-19による厳しい制限の導入予定はない

この件についてプーチン大統領が声明を発出

2020年10月22日10時50分

 

ロシア大統領ウラヂーミル・プーチンは、コロナウイルスによる厳格かつ全面的な制限を国内に導入する計画はないと発表した。これについてタス通信が報じている。

 

「厳格かつ全面的な制限措置の可能性について、我々は実施することを考えていない。政府にそのような計画はない。」大統領は前日10月21日、ロシア産業起業家同盟(RSPP)幹部メンバーとの会合でこう述べた。

 

産業界からは「春のような厳格な規制を導入せず、正しいバランスの政策を実行してほしい。」と大統領に要望があった。

 

「今日にいたっては全面的な禁止措置は必要ありません。我々企業に既に導入されている制限措置を遵守するよう、ただ厳しく管理する必要があるだけです。」実業家たちはこう述べた。

 

「新ウイルス感染症に残念ながら感染してしまった人の数が増加しているが、それでもあなた方は正しい。我が国の医療従事者はどうコロナウイルスと戦えばよいか完全に学び、薬が開発されている。そしてワクチンももうじきできるだろう。」と大統領は同意した。

 

プーチン氏によると、「基本的な戦略は…もちろん検査の継続、保険制度の強化、個人の防護手段、専門家や医師が提案する予防措置の遵守、そしてもちろんワクチンだ。」とのこと。

 

「このワクチンを全国に広めることが必要である。」プーチンはこう述べた。

 

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記事翻訳引用元

arigus.tv

この記事の大元となったタス通信の記事はこちら。(長いのでこちらは訳しませんでした。)

Путин заявил, что жестких и тотальных ограничений в РФ из-за коронавируса не планируется - Общество - ТАСС

 

記事を読んでの感想など

ロシアのコロナウイルスの感染者は2022年10月22日現在で累計1,463,306人。

22日の新規感染者数は15,971人と、春のピークだった11,656人を大幅に上回る感染者数が出ています。

春は実際に自身もロシアにいましたが、5月半ばまでは厳しい制限措置が自分も暮らしていた街(ウラン・ウデ)でもとられていました。

 コロナウイルスによる制限措置発動下のロシアがどのような様子だったかは、こちらの記事をご覧ください。
www.hiroki-ru.work

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しかし、これらの厳しい措置により経済事情が悪化したのは確かであり、ワクチンが(一応)できつつある今、強い制限措置に打って出る必要性を政府が感じていないのかもしれません。

日本との飛行機の定期的な往来も11月から再開予定。他の国とも徐々に往来を再開しています。ブリヤート共和国では映画館も営業再開。

www.hiroki-ru.work

経済面ではやはりもう二度と厳しい制限措置をとる気はなさそうですね。

 

ただ、教育面に関しては、多くの学校や大学が遠隔授業に移行したり、遠隔と対面のハイブリッドで行うなど、こちらは制限が多いです。

 

とにかく、(何の問題もないまともな)ワクチンや薬が普及して、コロナウイルスがただのインフルエンザと本当に同じ病気になることを祈るばかりですね。

そうすれば、元の生活が送れるわけですから!(多分。)

 

※記事画像…By http://www.kremlin.ru - http://www.kremlin.ru/events/president/news/63508/photos/63990, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=91250697 より引用、加工。