こんばんは!
日本はまだまだ暑い日が続きますが、ブリヤート共和国のウラン・ウデでは最低気温が10度を下回る日が増えるなど、確実に冬に近づいています。
ブリヤートの冬は極寒のため、建物も備えをしておかなければ死者が出るような大惨事になります。
そんなニュースを訳しました!
以下、翻訳です。
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ウラン・ウデで冬に備えた建物の点検が続く
市内の中高層建築物の3分の1は、指摘された問題を取り除かなければならない。
2020年9月7日14時47分
ウラン・ウデのアパート・マンションの半数近くが冬への備えができていない。今年は省庁合同の委員会が点検を行っている。委員会の専門家たちは既に2000を超える住居用建造物を点検した。市内の3分の1の中高層建築物で指摘された問題を取り除かなければならない。
現在、2158棟のアパート・マンションがセントラルヒーティングに接続されている。熱と水の途切れることのない供給は、住居共通の配管網の状態に依存している。配管網は管理会社や居住者自身が責任を持って管理している。建物が冬への準備ができているかは、特別なパスポートが証明する。
今日現在、ウラン・ウデ市内の約1200のアパート・マンションがそのパスポートを所持している。これについて、委員会に提出する書類上の欠陥が残っている場合は30万ルーブル以下の罰金になると警告がなされている。
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ニュース翻訳・引用元
ニュースを読んでの感想など
この短いニュース、少し分かりづらい部分もあると思うので解説します。
冬のロシアでは、日本のようにエアコンによる暖房やストーブを使うことは、ド田舎の家以外ではまずありません。
熱湯工場で作られた熱湯が、町や建物に張り巡らされた配管を通って部屋のラジエーターに届き、室内を暖める…という仕組みです。
つまり、その熱湯が通る配管や水道の配管が冬に壊れてしまうと、室内は場合によっては−30度以下の極寒の環境になり、死人が出るような大惨事になってしまいます。そうならないように点検を進めているわけです。
ちなみに今年の冬、イルクーツクのアパートで水道管が破裂。アパート中に霜がつく大惨事となりました。(日本語字幕あり)
上のような事態を防ぐために、点検を行っているのです。
また、熱湯工場自体も毎年春~夏にメンテナンスを行い、その期間は各家庭でお湯が使えなくなります。こちらについては過去記事をご覧ください。
以上、本日のニュースの翻訳紹介でした!
平穏無事な冬を、皆さんが過ごせますように…。