駆け出し日本語教師の部屋@ロシア・ブリヤート共和国

ロシアやブリヤートに関する情報、駆け出しの日本語教師として感じたことを発信します。ブリヤート共和国で日本語教師として働く日本人大学院生のブログです。

【ロシア語】ロシア語中級レベルでのロシア暮らし

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こんにちは!

最近Twitter等で、以前に書いたブログをご覧くださった方からロシア語の勉強や学習について質問を受けることが増えました。

↓その記事

www.hiroki-ru.work

 上のような記事を書いていたり、Twitterで色々ロシア情報を発信していることもあったりするため、ロシア語のレベルがかなり高い人物と勘違いされることが多いのですが、実は自身は中級話者なので、そんなにレベルは高くありません。
そこで、今日は自分のロシア語のレベルと、そのレベルでロシアに暮らしてみてどうなのかをまとめてみることにしました。

 

 

自身のロシア語レベル

まず、自身のロシア語レベルについてお話します。自身がロシア語レベルは「中級」というのは、ちゃんと根拠があります。

 

自身のロシア語レベルの根拠になっているのはТРКИという、ロシアの教育科学省が認定している外国人のためのロシア語試験です。
わたしはそのТРКИで、下から3番目、上から4番目の第1レベルを2017年に取得しています。この第1レベルは外国語をかじったことがある人なら聞いたことがあるかもしれませんが、CEFRのB1レベルに該当します。

第1レベルのロシア語力については検定公式サイトでこう定義されています。

taibunkyo.jp

日常生活や社会的文化的場面でコミュニケーションをとることができる。このレベルの試験の合格者は、ロシア語学習を続けることを条件に、ロシアの大学入学が認められるが、さらに専門分野別ロシア語テストにも合格する必要がある。

 他にも分野ごとに細かい合格条件やロシア語力が書かれているので、是非公式サイトをご参照ください。

これを分かりやすく噛み砕くと…「専門的な話は難しいが、日常会話ならほぼ何とかなる」レベルです。
ちなみに「ロシア語学習を続けることを条件に、ロシアの大学入学が認められる」とあありますが、このレベルだと入学できても入ってからが相当厳しいと思います💦

他の国では1つ上の第2レベル(B2)や、第3レベル(C1)相当のレベルを所持していることで学部入学を許可するところが多いです。知っている中国出身のブリヤート人学生に第2レベルに合格して入学した学生がいましたが、ロシア語のみだとやはり授業の理解が難しく、後でブリヤート語で補足説明を受けているとのことでした。

 

では、次の章から、実際に暮らしてどうだったのか検証したいと思います。

 

実際に暮らしてみて

➀業務面(授業)

日本語を学習している学生が相手ということもあり、さほど不便は感じませんでした。説明に必要なロシア語や表現は、事前に調べておけばそこまで困ることはありませんでした。

ただ、卒業試験のような専門分野についてロシア語で発表するようなものは、全くついていけませんでした。超部分的にしか何を言っているか分からず、理解が追い付く前に次から次へと話が進んでしまいました。

 

②業務面(その他)

職員室では日本語の先生とは基本的に日本語で話していたため、日本語教育業務については不便はありませんでした。

また、ある日本語の先生とのチャットのやり取りでは、相手はロシア語で書き込み、こちらが日本語で返信…というパターンが多かったです。お互いにこれが一番誤解が少なかったですね。

 

中国語や韓国語の先生とは雑談をすることがありましたが、そこまで不便を感じることはなかったです。また、他の先生同士のロシア語での話も6割くらいの内容は聞き取ることができました。

 

職員室の先生全体で集まる会議では、だんだん自分の理解と進行スピードに差が出てしまい、後半は何を言っているのか超部分的にしか分からない…というのがほとんどでした。後で書類を確認したら「なるほど!」とはなるのですが・・・。
ちなみに、業務で必要な書類については、辞書があればだいたいすぐに理解できました。

 

業務に関わる手続きでは、言われた内容を1回で理解できなくても、もう一度ゆっくり言ってもらったり、言葉を言い換えて言ってもらったりすれば、たいてい理解はできました。

 

③日常生活面

日常生活では、長く暮らすにつれだんだん不便が減ってきた印象があります。全体的には現在はそこまで不便はありません。

 

「Отплаиа, по карте или наличными?」(支払いはカードですか?現金ですか?)

「Скидка」「Акция」(割引、キャンペーン)
などと言った買い物や外食で耳にする言葉は、生活しているうちに自然と覚えました。

 

ただ、もちろん不便なことや分からないこともありました。箇条書きであげていきます。

  • レストランやカフェで、店員がオススメのメニューについて話してくれている時、何を言っているのかぼんやりとしか分からない。
  • スーパーで、店員がキャンペーンについて説明している時や割引について説明している時、理解が追い付く前に説明が終了する。(後で落ち着いて考えればだいたいわかる。)
  • 病院で自分の健康状態について詳しく話すことができない。病院はシステムをあまり理解していないこともあり、1人で行くのは厳しい。
  • 役所での手続きは、使われている名詞が分からなかったり、そもそもシステムがよく分からなかったりするので、これも1人では厳しい。
  • 銀行での手続きは、使われている単語にわからないものが多く1人では厳しい。
  • 電話でこちらの発言が発音の問題で通じない。特に数字が通じづらい。(これは語学レベルの問題とは少しズレるが。)

といったところですね。


まとめると…

「病院と、役所や銀行での手続き」以外はそこまで不便を感じることはありませんでした

つまり、一部で現地の人のサポートが必要になりますが、大体は1人で暮らすのに問題ない…ということになりますね。

 

おわりに

ここまで、自身のロシア語レベルと、その状況での暮らしを基本的に主観的にまとめてみました。

同じレベルでももちろん人によって差はあると思いますが、ТРКИの第1レベルがあれば、一部で現地の人のサポートがあれば、問題なく暮らしていけると思います。

 

本当は帰国直前くらいにТРКИ第2レベルを受験して帰ろうかと考えていたのですが、コロナウイルスの影響で計画がすべて吹き飛びました。
近々ちゃんと勉強して受験しようと思います。

 

それでは、また何かご質問があれば、ぜひお知らせください。

(ここのコメントよりもTwitterのDMの方が返信が早いです。)