こんにちは!むかいです。
今日はロシアの博物館の楽しみ方についてお話したいと思います。
実は今日別のブログの記事のための調査で博物館を2つ訪れていたのですが、色々日本と勝手が違うことにも気づきました。
そこで博物館で知っておいた方がいいロシア語を含めて、時系列順にまとめてみました!
※なお、この記事で扱う博物館は、モスクワやサンクトペテルブルクにある外国人観光客が多く訪れる大きな博物館ではなく、小さな博物館や地方都市の博物館を対象としています。
1.チケットの買い方
ロシアの博物館では、日本のような自動券売機があるところは少数派です。
「КАССА」(カッサ) と書かれた券売所に行ってチケットを買います。
「КАССА」(カッサ) の窓にはチケットの料金が書かれた表が貼ってあります。ここは英語も併記されている場合がほとんどなので、ロシア語ができない人も安心してください。
ここは英語やジェスチャーでも大丈夫です。一応、下に簡単なロシア語表現をまとめておきますね。
- 受付の人に声をかけるとき…「Зудравствуйте! Билет пожалуйста!」(ズドラーストヴィーチェ!ビリェット パジャールスタ!)(こんにちは!チケットをください!)
- 受付の人が枚数を尋ねるとき…「Сколько?」(スコーリカ?)(いくつ?)
- 1枚/1人・・・Один(アジン)
- 2枚/2人・・・Два(ドゥヴァ)
- 3枚/3人・・・Три(トゥリー)
- 4枚/4人・・・четыре(チェティーリェ)
- 5枚/5人・・・пять(ピャーチ)
- 6枚/6人・・・шесть(シェスチ)
- 7枚/7人・・・семь(シェミ)
- 8枚/8人・・・восемь(ヴォーシェミ)
- 9枚/9人・・・девять(ジェービャチ)
- 10枚/10人・・・десять(ジェーシャチ)
- ありがとうございます。…Спасибо.(スパシーバ)
料金はカード払いも可能です。受付の窓に使えるカードの一覧が書かれているので、確認してください。
2.クロークへ
コートを着ていたり、リュックを背負っている場合は次にクロークへ向かいます。
ここでコートを預けます。また、博物館によってはリュックサックの持ち込みがダメな場合もあります。その場合は貴重品を手に持って、あとは預けるようにしましょう。
- こんにちは。…Здравствуйте.(ズドラーストヴィーチェ)
- お願いします。…Пожалуйста.(パジャールスタ)
ここまで書いた1.チケット購入と2.クロークは順番が逆でも問題ありません。クロークの場所によって考えましょう。
3.展示場へ
日本の博物館だと親切に順路が書いてあることが多いのですが、ロシアだと書いていないことが多いです。
そこで受付の人か、その辺のスタッフに
- どこから始まりますか?…Где начинается?(グジェー ナチナーイェッツァ?)
と尋ねてみましょう。案内してくれるはずです。
展示場では、入り口に椅子がありそこにスタッフが座っています。スタッフにチケットを見せてもぎってもらいましょう。
地方都市の博物館だと、外国人に対してにこやかに話しかけてくるスタッフが多いです^^(特にロシア語であいさつをすると。)
また、小さな博物館では後ろからスタッフがついてくることがあります。怪しまれてるわけではないので気にしないでください。大体後で映像コーナーの電源をつけるか、話しかけてくるかのどちらかです。
そこそこ大きめの博物館だと、いたるところにスタッフがいて椅子に座っています。
1つの展示場を見終わったら、近くのスタッフに
- 次の展示場はどこですか?…Где следующий зал?(グジェー スリェードゥユシー ザール?)
と聞きましょう。
特に小さな博物館でお客さんが少ない場合は、お客さんが来ない限り展示場のドアの鍵を閉めていることがよくあります。
尋ねないと料金を払ったのに見ないまま終わってしまった…てことになりかねません。
全ての展示を見終わった場合は、博物館のスタッフに先述の質問をすると…
- これで全部です。…Всё.(フショー)
と言われます。
全ての展示を見終わったら、クロークに荷物を取りに行ってから帰りましょう。
4.そのほか
ここではその他、覚えておくと便利なことを書いていきます。
まず、展示の説明はロシア語が基本です。英語もほとんどのところで併記されていますが、ロシア語より内容が簡略化されていることが多いです。中国人が多いところでは中国語も併記されています。
また、最近は「Artefact」というアプリに対応した博物館があります。
このアプリでは、「AR」と書かれた展示物にスマホをかざすと、ロシア語ですが解説が見られたり聴けたりします。
ただし、このアプリ、設定で言語をロシア語にしないとロシアの博物館や美術館の展示が表示されません。忘れずに日本語から切り替えましょう。
一部の博物館では、展示場に入る際、ビニールの靴を靴の上から履かされることがあります。小さな博物館や誰かの家がそのまま博物館になっている場合は、ビニール靴があることが多いです。
おわりに
以上、ロシアの博物館についてまとめてみました。
日本の博物館とやや違うところもありますが、博物館はその土地の文化を知るのには一番の場所です。みなさんもぜひロシアで博物館に行ってみてください。
それでは。