こんばんは!むかいです!
今日はウラン・ウデでの移動に欠かせないロシアの公共交通「マルシルートカ」(ミニバス)についてお話します!
マルシルートカってなに?
マルシルートカは、決められたルートに沿って走り決められた停留所で止まる、日本のバスのようなもの。日本のバスとの違いはサイズと料金システムだけです。
基本的に番号で線が決められています。
ちなみにロシア語では「Маршрутка」と書きます。
こんなちょっと大きめの車がマルシルートカです。↓
車内はこんな感じで、窮屈な感じで席が並んでいます。席が満員の場合は手すりにつかまって立ちます。ラッシュ時は日本の満員電車並みに混雑します。
ウラン・ウデにおけるマルシルートカ
モスクワなどの大きな都市では、メトロや路面電車、バス、トロリーバスといったほかの公共交通の種類が充実していて、マルシルートカをわざわざ使わなくても問題がありません。
ただ、ウラン・ウデの場合、このマルシルートカが公共交通の一番の主力で、ほかは線の数が少ない路面電車しかありません。
バスは走ってはいますが、マルシルートカと併用されていて数は少ないです。
また、こちらの人が日本語で話す際、マルシルートカのことを「バス」と呼ぶことが多いです。
よってマルシルートカに乗れないと、自家用車がない限り行動範囲が一気に狭くなります。(いちいちタクシーを呼んでいたらお金がかさみますし、面倒ですよね。)
マルシルートカの乗り方
ここからは肝心のマルシルートカの乗り方について説明します。ウラン・ウデの場合を例にしますので、他の都市とは若干異なるかもしれません。
❶停留所を探す
停留所の前にはこんな看板があります。バスのマークですね。
広場などの大きなところは屋根とベンチがある待合スペースがあることも多いのですが、看板だけしかない場合も多いです。
看板の近くや裏に、停留所に停まるマルシルートカの情報が書かれています。
❷乗車→降車まで
自分が乗りたいマルシルートカが見えたら、タクシーを止める要領で手をあげて、マルシルートカを止めます。
自動でドアが開くので、降りる人が降りたらそのまま乗り込みます。
ウラン・ウデの場合は乗車時に運賃を払う必要はないので、そのまま空席に座るなり立つなりします。
※こちらの人はお年寄りや障碍者、親子連れがきた場合、自ら積極的に席を譲ります。前の方の席に座っていた場合、上記の人が乗ってくると、立っている人や後ろの席の人から譲るように声をかけられることがあります。その場合は席を譲ってあげるのがマナーです。
そして行先の停留所まで乗るわけですが、ここで地元の人以外には問題が。
次の停留所をアナウンスしてくれる車両もあるのですが(もちろんロシア語のみ)、ほとんどの車両はアナウンスがありません。おまけに停留所に誰もいない場合は、その停留所は通過してしまいます。
そこで便利なのがこのアプリ!「2gis」です!
このアプリで目的地を検索して「Directions」のボタンを押し、上部ボタン1番左のバスのマークをタップすると、マルシルートカの番号、所要時間がが表示されます。そこから候補をタップすると、詳しいルートや乗車・降車停留所などが表示されます。
また、走行中は現在地に合わせて移動してくれるので、今どこにいるかが分かります!
(グーグルマップと同じようなものですが、ウラン・ウデではグーグルマップより情報が新しく精度が高いです。)
2GISの詳しい使い方はこちらをご参照ください。
そして降りる1個前の停留所から出発したら、前の運転手に向かってこう叫びましょう。
「На остановке, пожалуйста!
(ナ アスタノフケ パジャールスタ!)」
この言葉が、「次で降ります!」という合図になります。
※他にもいろいろ言い方がありますが、一番シンプルなものはこれです。
目的の停留所についたら、前の席の運転士に現金で運賃を渡し、下車します。
ウラン・ウデ市内では運賃は距離・時間に関わらず20ルーブルです。100ルーブルまではその場でお釣りがもらえますが、500ルーブル以上は乗車時か走行中に両替した方がいいでしょう。(「500ルーブル以上は事前に両替を!」と書かれている車両もあります。)
最近はカード対応のマルシルートカも出てきましたが、少数ですし、地元の人もあまり使っていません。現金の方が安全だと思います。
おわりに
マルシルートカの乗り方をまとめてみました。
乗っているのはほとんど地元の人です。観光客はあまり使わないようですね。
また、マルシルートカでは英語はほとんど通じません。
ただ、「На остановке, пожалуйста!(ナ アスタノフケ パジャールスタ!)」さえ覚えておけば、だれでも乗れます。ウラン・ウデにお越しの際にはぜひ乗ってみてください!
それでは。