今日は今まで参加したロシア(ブリヤート)の飲み会について、どんな感じなのかをまとめてみたいと思います!
※1:自分が参加した職場などの飲み会をもとに情報をまとめています。「え、違うんだけど。」「そんなのロシアの飲み会じゃない!」と異論を持つ方が出てくるかもしれませんが、あくまでこれは僕が参加したロシア(ブリヤート)の飲み会をまとめたものです。違いを含めてお楽しみください。
※2:飲み会での実際の写真はプライバシーなど諸々の配慮から一切使用していません。どうしても写真が見たい場合は、実際にご自身で頑張って参加してみてください^^
ロシアの飲み会のスタート
日本だと、遅刻者以外は基本的に全員そろってからご飯を食べたり、お酒を飲み始めたりしますよね。
ロシアの場合は、結構ユルユルです。特に料理は料理が来た時点でどんどん食べちゃっていますね。
お酒についてはフライングで飲んでいる人もいますが、全員で乾杯をするまでは多くの量は飲まない印象です。
そして、人数がそろったところで初めの乾杯です。乾杯はロシア語で тост(トスト) とといいます。
誰かがやや長めの挨拶で音頭をとり、「За 〇〇!(ザ 〇〇 (〇〇に乾杯!))」と言ったところで乾杯をします。
これが飲み会のスタートです。
スタート後・・・
この後は、日本と同じようにお酒を飲んだりご飯を食べたりします。
ただ、何度も乾杯の場面が訪れます。
先ほどの飲み会スタート時のような挨拶を、飲み会の最中に時間はバラバラですがほぼ参加者全員やります。
そのたびにグラスに新しいお酒を入れて乾杯をします!
特に男性はウォッカ用のショットグラスにウォッカを入れて乾杯をするのですが、毎回乾杯の度に飲み干さないといけません。
これがなかなか外国人である自分にはキツく、途中で乾杯を自分だけやめさせてもらうこともありました・・・。
料理もある程度食べて、いい感じに酔いが回ってきだすと誰かしら歌い始めます。歌はブリヤートやロシアの民謡である場合が多いです。1人が歌いだすとみんなで歌います。先日の女性の日の飲み会では、こちらのテーブルの歌に、向かいのテーブルに座っていた別の団体客も一緒になって歌っていました。
ロシア語の歌なら頑張って喰らいついて聞き取ろうとするのですが、ブリヤート語はさっぱりわかりませんね。
最後は・・・
飲み会の最後、日本なら誰かがあいさつした後に一本締めで終わることが多いですよね。
ロシアの場合、終わりもユルユルで、飲み会の最後までに結構な人数が家に帰ります。
こちらの先生からも「ロシアの飲み会は好きな時に帰っていいんだよ。」と言われました。(その時は帰り道が分からなかったので帰れず・・・。)
最後も特に締めの挨拶などはありません。
また、お店にもよりますが、残った食べ物を店員から袋やケースをもらって全員で分けて持ち帰ることも多いです。(中国から入ってきた文化だと言っていました。)
マナーの違いなど
❶お酒を注ぐとき、グラスはテーブルにつける
日本だとグラスをうまい具合に傾けてお酒を注ぎますよね。ロシアだとこれはマナー違反だそうで、テーブルに置いたグラスにお酒を注がなければいけないそうです。
基本的にお酒を注ぐのは男性のお仕事です。
❷グラスが1人2つある
ロシアの飲み会では普通のワイングラスと、もう1つ小さなショットグラス(写真)がセットで置かれています。(場合によってはビールグラスも)
ワイングラスには、ワインやシャンパンなどを入れて飲みます。
そしてもう1つの小さなグラスはウオッカ専用です。стакан(スタカーン)といいます。
先述した通り、乾杯をウオッカで行った場合は、その小さなグラスに入っているウオッカをすべて飲み干します。そうでないと失礼に当たるそうです。(これはドラマで見た情報です。自分に対しては無理して一気に飲まなくていいと言ってもらっていますが、他の皆さんは見事に一気に飲んでいます。)
そしてこのウオッカのグラス、飲み干しても気が付いたら誰かが注ぎ足しているんですよね・・・。(いらねーよ。)そしてまた乾杯が始まり…(後はご想像にお任せします。)
最後に
以上ロシアの飲み会情報でした。
多分物足りないと思うので、こちらの動画も参考にしてください。
「ウオッカをすべてのまないと失礼に当たる」描写はこちらに。
飲み会の描写があります。乾杯の挨拶のシーンあり。
Как я стал русским - Сезон 1 Cерия 19 - русская комедия 2015 HD - YouTube
(埋め込みがうまくできなかったのでリンクも貼っておきます。)
2020年8月の帰国までに何度も飲み会に参加しました。飲み会ではなくても、昼間からお酒を飲むことが多い人たちです。「ロシア人が酒飲みというのは昔の話、ステレオタイプ。」という話もよく聞きますが、自分がいたブリヤート共和国のウラン・ウデでは、そんなことを感じませんでした。
実は聞いた話によるとブリヤート共和国はロシアで3番目にお酒類の消費量が多い地域だそうです!ここまで書いた情報も、その地域性が出ているかもしれませんね!
それでは!