今回は私が住んでいたウラン・ウデへの行き方について、ロシア入国時の諸注意とともにご紹介します!
個人旅行で行くことを想定して、時系列順で記事を書いてあります。
また、ロシア語に不慣れな方やロシアが初めてという方にわかりやすいように書いたつもりですので、ロシアになれている方は、適宜飛ばし読みしてください。
❶飛行機のチケット、ホテルの予約
まず、飛行機のチケットを予約しましょう。
残念ながらウラン・ウデへは直行便がありません。
また、夏と冬で日本へ就航している飛行機が異なるため、行き方も変わってしまいます。
以下に季節ごとの、値段的にも時間的にもおすすめな行き方を紹介します。
※現在、新型コロナウイルスの影響により、こちらでご紹介している日本からロシアへの通常の航空路線は全て運休となっております。運航再開後の目安としてご覧ください。(2021年1月19日追記)
夏(4月ごろ~10月ごろ)
- ノヴォシビルスク経由(S7航空使用)
- イルクーツク経由(S7航空(または+鉄道)使用)
- ウラジオストク経由(日本~ウラジオストク…JAL、オーロラなど。ウラジオストク~ウラン・ウデ…イルクーツク航空)
です。
ノヴォシビルスク経由の場合、行きは3時間の乗り継ぎでスムーズですが、帰りは約13時間待つことになります。(その間にノヴォシビルスク観光はできますね。)現状では日曜日に成田~ノヴォシビルスク間の飛行機が往復で飛んでいます。
イルクーツク経由は1番おすすめなのですが、チケットの値段が高騰することもあります。
ウラン・ウデ~イルクーツク間は往復ともに火曜日以外、フライトがあります。また、シベリア鉄道を利用しても6時間~8時間の距離なので、こちらを利用するのも手かもしれません。
シベリア鉄道を利用した場合、車窓から3時間以上バイカル湖を見ることができますしね!
そして、ついに「ウラジオストク~ウラン・ウデ」の直行便が就航しました。現在は毎週水曜日にイルクーツク航空(イルアエロ)が運行しています。ただ、この航空会社は正直あまりおすすめできません。特にロシアに慣れていない方はS7を使用することを強くおすすめします。
冬(11月~3月ごろ)
- ウラジオストク経由(日本~ウラジオストク…JAL、オーロラなど。ウラジオストク~ウラン・ウデ…イルクーツク航空)
冬季もウラジオストクを経由すると、1ストップで行くことが可能です。毎週水曜日にウラン・ウデ行きの便をイルクーツク航空が飛ばしています。
ただ、イルクーツク航空はあまりおすすめできる航空会社ではありません。荷物制限等が厳しく、機体も古いためです。ロシアに慣れている方以外にはおすすめできません。
しかし、残念ながらそれ以外の航空会社の便は、この時期はとても飛行機が少なくなります。
モスクワや北京経由の場合、乗り継ぎが1回で済む便もあるのですが、飛んでいる時期も限られるうえに、スムーズに乗り継ぎ可能な便数が少なく、料金もとんでもなく高くなってしまうことが多いです。よって以下をおすすめします。
- モスクワ・ノヴォシビルスク経由(乗り継ぎ2回・S7航空)
- ウラジオストク・ノヴォシビルスク経由(乗り継ぎ2回・S7航空)
です。
この経由地だと、すべてS7航空なので荷物を途中でピックアップすることもなく行くことができます。
ただ、ほとんどの場合片道20時間以上はかかります・・・。安くて往復8万円くらいからしかチケットはありません。よって冬は少し行きづらいですね。
時間のある人はシベリア鉄道で、他の都市から順々に巡っていくのがいいかもしれません。
また、飛行機のチケットはS7航空など、航空会社のサイトをお奨めします。(たまにトラブルも聞きますが…)Expediaは最短経路の飛行機が出てこないことがあるのでお勧めしません。
S7航空のサイトは日本語には対応していませんが英語には対応しています。
ホテルは「ブッキングドットコム」を使用することをお奨めします!
ロシアではExpediaよりもブッキングドットコムを利用しているホテルが多く、より良いホテルがたくさん見つかります!
また、個人的にリンクのホテルをお奨めします。父が観光に来た時に使ったのですが、とても良かったとのことです。そこまで高くもないのでよろしければ。サイトは英語にも対応しています。
また、ホテル予約時に空港~ホテルの送迎サービスを、往復でつけることをお奨めします!
公共交通機関(マルシルートカ)で行けないこともないのですが、公共交通はロシア語しか対応していませんし、土地勘がないと利用が難しいです。また、空港のタクシーはぼったくりにあう可能性が高いです。
また、後述のビザとの関係であまりに直近の日付のチケットや宿をとることはお奨めしません。最低でも出発、宿泊までに1か月程度は余裕をみてください。
❷ビザをとりましょう
ビザにはいくつかやり方がありますが、1番確実な方法をご紹介します。多少お金はかかりますが…。ただ、この方法だと首都圏以外にお住まいの方にもとても便利です。
ロシアビザセンターというロシアビザを専門に扱っている会社があります。
この会社のサイトにアクセスいただき、メニューバーの「観光ビザ申し込み」の所をクリックしてください。
そこに必要事項や手続き方法が書かれてありますので、サイトの通りに申し込んでください。通常の旅行の場合、観光ビザで問題ありません。また、ビザの期限は不測の事態に備え長めにとることをお奨めします。(料金は変わりません。)
航空券+ホテルの予約+ビザ・・・この3つが揃うと、ようやくロシアに向かえます。
❸ロシア到着後
ロシアの空港到着後
ここでは到着後のなくしてはならない書類についてお話します。
まず、空港のパスポートコントロールで↓の小さな紙をもらいます。
イミグレーションカード(Миграционная карта)です。
この紙をなくすと、ホテルに泊まることができません。また、帰国時の空港で搭乗手続きができなくなります。(空港で別室に行き面倒なことになります。)
帰国時、パスポートコントロールで回収されるまで絶対になくさないでください!
※もし失くしてしまった場合は、観光客の場合はホテル、留学生の場合は留学先の国際部に報告しましょう。移民局に行って新しいものを発行してもらうことになります。
ホテル到着後
このホテルでも1つ大事な紙をもらいます。
パスポートをフロントで提示した際、パスポートは受付に預けられ、多くの場合数分~数時間後パスポートと一緒にこの紙が返ってきます。
チェックアウトのときに渡してくれるホテルもあります。
滞在登録証(Регистрация)です。
この紙は、外国人が7労働日以上ロシアの1つの都市に滞在する場合、滞在日数に関係なくホテルに宿泊する場合に登録が義務付けられているものです。(下記日本大使館HPもご参照ください。)
基本的にこの紙が必要になることはありませんが、➀この後他のホテルなどに泊まる予定がある場合、②警察に職質された場合、に必要になります。
②の場合、滞在登録証を発行されていない時は、ホテルの連絡先を警官に伝えるようにしましょう。ただ、よほどのことがない限り警官から職質は受けません。
最近はなんやかんや理由をつけて発行しないところもあるようですが…💦その場合は、他に宿泊予定がないときは無理に発行してもらう必要はないです。
※留学生やロシアで働いている方はやや事情が異なります。ホテルでの滞在登録証がないと、大学や職場のある都市で再度滞在登録を行う際に問題が発生することがあります。ホテル側はなんやかんやで理由をつけて発行を渋りますが必ず発行されるべきものです。何が何でも発行してもらいましょう。
あとがき
以上、ブリヤート共和国ウラン・ウデへの行き方について、到着後の諸注意を含めてまとめてみました。
細かいところで不明な点があれば遠慮なくコメントして下さい。
(その場合TwitterのDMのほうが早く対応できるので、よろしければページ右上のアイコンから送ってください。)
また、この情報は2020年1月19日現在の情報です。
ここで紹介した施設、サイトを利用したことで発生したトラブルについては当方は一切の責任を負いかねます。ご了承ください。
また、チケット買ったけどロシア語が分からない!って方はこちらをご参照ください。
ウラン・ウデ市の情報はこちらをご覧ください!
www.hiroki-ru.work
そしてそしてシベリア鉄道の情報についてはこちらを!
それでは!