駆け出し日本語教師の部屋@ロシア・ブリヤート共和国

ロシアやブリヤートに関する情報、駆け出しの日本語教師として感じたことを発信します。ブリヤート共和国で日本語教師として働く日本人大学院生のブログです。

【3訂版】【授業教案】1年生・会話

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こんばんは。

先日、1年生の会話の授業教案について記事にしました。

www.hiroki-ru.work

 

www.hiroki-ru.work

 

 そしていろいろ変更が出ました!よって3訂版です。

 

※2訂版以降は、その版で追加、大幅改訂した項目を、修正箇所をで記載します。

 

 

授業の目標・目的

口頭で自分の考え、思ったことを日本語で伝えることになれる。日本語で話せる語彙を増やす。

 

対象・時間

1年生17人 週90分×2コマ

 

大まかな内容

授業方法は完全に自分の裁量。

いろいろ悩み考えた結果、韓国の渡辺先生が考案された「ガイデッド・インタビュー」の方法をアレンジ。渡辺先生のガイデッド・インタビューについては、下記リンクをご覧ください。http://www.nkg.or.jp/pdf/jissenhokoku/05watanabe.pdf

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今回使うプリントの一部

学生にペアを組ませ、AとBにわかれてもらう。

Aの学生の質問に対してBの学生は空欄の部分を自分で考えて発話するというもの。役割は何度も交代して練習してもらう予定。

 

1回の授業の流れ(前半)

1.       質問文(Aの文)を一通り全体で音読。

2.       Aの文について質問の意図や解答例を確認。

    Ø  学生を1人ずつ指名しAの文の意味の確認。(詰まったら周りのヘルプ→先生が解説)

    Ø  そのうえでBに答えてもらう。ここで学生の答えを参考にしながら解答例の導入。

3.       学生1人を指名、先生がBとなり回答。

4.       学生にペアを組ませ教材に取り組ませる。(何度も)教師はその間巡回、質問対 応。

5.       ペアで作った会話を発表。(前半組)教師は随時フィードバック。

6.       そのテーマのまとめ

1年生は語彙、文法がまだ少ないため、特に語彙は注意書きなどを利用し徐々に増やしていく。

 

という内容を考えています。2、3でAの質問の意図や意味を把握、答え方の例を把握してもらい、自分自身の考えを作るための雛形になれば…と思っています。

 

あくまでこちらから一方的に教えるのではなく、学生に自分自身で答えを考えてもらいたいと思っています。そうすれば、学生が話したい言葉は何なのか、どんな言葉が必要なのかわかってくると思うんです。

 

最近では空欄のAの欄をわざと作り、学生に流れに合った質問を自分で考えてもらうよう工夫をしています。

 

 

1回の流れ(後半)(2月24日~)

2訂版の後半の追加教案が見事に失敗に終わってしまったため、2週間前から新しいやり方を試しています。

 

そのやり方は、ガイデッドインタビューをベースに状況を設定し、状況にあった発話を考えてもらうというものです。

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2週間前に使用したプリント

流れは・・・(この回の場合)

1.       プリントとPPTで状況を確認。音読させる。

 (ア) 一部単語を導入する。(PPTで画像を見せる。)

  ①      定食

  ②      牛丼

 (イ) 理解ができたか、全体で確認。

2.       店員の発言を全体で音読。

3.       店員の発言について1人ずつ指名して訳を確認。

4.       Aに入る言葉を考えてもらう。(5分くらい)

5.       1人ずつ指名してAに入る文を確認。→解答例提示

6.       ペアで練習。教師は巡回し、質問対応。

7.       ペアごとに発表(後半のペア)

 

 

 という感じにしています。

前回の追加教案ではグループごとに考えるタスクを入れていましたが、グループ学習がうまく進まなかったり、やっと出てきた答えに対してもフィードバックが全体に届かず、「んーーーー・・・」となってしまいました。もともとグループで考えるタスクよりペアや個人で考えるタスクの方がうまくいっていたクラスでもあったんですよね・・・。

また、レベルの高い学生には良かったのですが、例も何も入れずに「さあ、どんな言葉を言えばいいか考えよう!」と丸投げしたのは、大勢の学生にとってただの苦行でしかなかったようです。

 

よって、個人やペアで考えられて、相手の発話が事前に書かれていることで状況がより分かりやすいタスクを作り、行うことにしました。

 

結果としてこれで2週間やってきましたが、

  • 巡回して学生のプリントを見ると、グループで考えさせるよりも1人1人いろいろ意見が考えられている
  • 6の時点で「こういう言い方は良いですか?」という質問が来ることが増え、学生が自分の言いたいことをどうやって日本語にしようか考えている様子がよりうかがえるようになった

と、なってほしい方向に進んでいる気はします。

最近はプリントの中の発話の数も増やし、より本物の会話に近い形になるように工夫しています。

 

 

 

最後に

以上が1年生・会話の1回分の内容です。

 

「ガイデッド・インタビュー」を授業で採用しようと考えたのは、
  • 学生の人数が多い。
  • 学生のレベルがバラバラ
  • 教師が一方的に言い方、言葉を押し付けるのは避けたい。学生自身に言葉を考えてもらいたい。
  • テーマについて話し合うにはまだレベル的に早い学生がいる。

と思ったからです。自分の考えている授業に1番近い方法だと思ったので、参考にさせていただきました。

 

次は4訂版ですかね。 あるのかな?また何か足りないところが出てきたら、怖がることなく変えていきたいと思います!