駆け出し日本語教師の部屋@ロシア・ブリヤート共和国

ロシアやブリヤートに関する情報、駆け出しの日本語教師として感じたことを発信します。ブリヤート共和国で日本語教師として働く日本人大学院生のブログです。

大学院の研究について 今の思いを悶々と

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こんばんは。

 

今日こんなツイートをしました。

 

今、大学院日本語教育研究科修士課程を1年次半期修了時点で休学してウラン・ウデに来ているわけなのですが、調査・研究作業はこちらでも行うつもりで来ていました。

 

ただ、いざ調査の準備に取り掛かったとき、

 

「この研究テーマって意味あるのかな?」

「この研究テーマについて極めたところで今の現場に何か役に立つことってある?」

 

と思うようになってきました。

 

今日はそんな大学院の研究テーマについて、現在のテーマを決めた経緯、現在のテーマ、そのテーマについての今の思いを書き連ねていきたいと思います。

 

もしかしたら大学院で日本語教育を専攻したい人には参考になるかも?

 

 

 

現在の研究テーマ 決めた経緯と内容

研究概要

現在の研究テーマは

『ロシア語を母語とする学習者の日本語文末イントネーションが日本語母語話者の聞き手にもたらす聴覚印象について』

というもの。

 

タイトルがあほみたいに難しいので簡単に説明すると、

「ロシア人のしゃべる日本語のイントネーションを文末部分に焦点を当てて、日本人が聞いてどう感じるかを調べる」

というものです。

 

極端な例を挙げれば、

「明日、キャンプに行かない?(疑問)」

という文が、イントネーションに誤りがあると

「明日、キャンプに行かない。(否定)」に聞こえてしまう…というもの。

 

ロシア語の疑問文のイントネーションをそのまま日本語の疑問文に当てはめてしまうと、〈疑問〉というより〈詰問〉の印象を与えてしまうことがあると、一般的には言われています。

 

実際自身がロシア人と日本語で話していても、疑問文が疑問に聞こえないことは多々ありました。

 

そこで、どのような内容の文が誤った印象を与えやすいか、その原因は何か、どう教材化するか…について、
  1. ロシア人の日本語の会話文の音読音声を録音
  2. 録音した音声を日本人にアンケート調査
  3. 録音した音声を音声分析

といった内容で調査、研究する予定でした。

 

 

研究テーマを決めた経緯

いざ大学院進学を決意して、研究テーマを考えるときに浮かんだのが発音の問題でした。

 

大学2年生の時に、タイ・チェンマイ大学に日本語教育の実習プログラムで17日間ほど行ってきたのですが、そこで学生と話したりスピーチコンテストのゲスト審査員を務めたりする中で感じたことがありました。

  • 一個一個の音の発音は問題なくても、アクセントやイントネーション、長音の長短が違うだけで何を言っているのか伝わらない。

特にタイ人の日本語の発音はタイ語の声調の影響がもろに出てくるので、余計に聞き取りづらかったのかも・・・。

 

逆に自分がロシア語を勉強している時は、こちらが疑問文で話しかけても全く伝わらないことが何度かありました。

英語や日本語の疑問文なら文末を上昇させて発音すればいいのですが、ロシア語の場合は全然違います。(今回はその説明は長くなるので省略します。)

で、コミュニケーションに若干障害が起きます。

 

また、前項でも書きましたが、ロシア人と日本語で話している時に、疑問文が疑問に感じられないことが何度かありました。

 

以上のことからこの研究テーマで研究しよう!!!!と思ったわけです。

 

普通は1年生の前期の演習の時間にいろんな先生方に研究計画をみてもらいだんだんテーマが変わってくるのですが、頑固な俺は若干のてこ入れはしたものの、ほとんど入学試験時の計画から変化することはありませんでした。

 

 

 

今、研究テーマについて思うこと

ずばり、「この研究、意味ある?」と思っています。

(某先生から何度もこのことを言われて当時は「あるもん!!!」と思ってたけど・・・。)

 

こちらで授業をしていても、発音の問題、特にイントネーションの問題で「ん?」と思うことはあっても、直接何度かコミュニケーションをとればすぐに解決します。

 

また、ロシアの学生たちは「日本で働きたい」という意志で日本語を学んでいるというよりも、単に日本や日本文化への興味から日本語を学んでいるという場合がほとんどです。

 

日本人とこれから仕事などで長くコミュニケーションをとらなければいけないわけではありません。卒業すれば大半の学生が日本語から離れていきます。

 

そんな学生たちに「イントネーション」ってそこまで大事かな・・・。他にもっと大事なことがあるんじゃないかな…と思ってきました。

 

ただ、「発音について勉強したい。」「発音について教えてほしい。」「発音の授業はネイティブにやってほしい」という話はよく聞きます。言われます。

 

しかし、タイの実習でも日本人のメンバーよりも中国人のメンバーのほうが、同じ外国語として日本語を学ぶ立場からアドバイスをしていて、絶対に日本人メンバーよりタイの学生の役に立っていたと思います。

 

そんなこんなで最近は、

「発音習得においてネイティブ教師が果たす役割とは」

といったテーマに興味を持ち始めました。

 

いや、そもそも、文法説明は自分よりロシア語ネイティブの先生のほうが絶対わかりやすいし、ん、会話も絶対に俺である必要はない気もするし・・・ん?俺の存在意義って何なんだろう?

「海外の現場におけるネイティブ教師が果たす役割とは」

というさらに大きなテーマまで広がりそうです。

 

とりあえず、テーマについてはオンラインで同期、先輩、先生方と相談したり、一時帰国時に直接お会いあしてよく考えます。

 

 

 

おわりに

今日は大学院の研究テーマについて悩んでいることをとにかく書いてみました。

いつも以上に読みづらかったと思います。ごめんなさい。

 

11日から授業が始まるので、徐々に準備を進めています。そのことについてもまたブログにしていきますね。(かける範囲で)

 

とにかく頑張ります!

 

 

ちなみに僕が日本語教師を目指したきっかけは、こちらをご覧ください。

 

www.hiroki-ru.work